【ペン字練習帳】 Le Grand Bleu
2019.02.06 TOPICS
こんにちは。左衛門佐です。
最近、仕事の関係で浄土真宗の法話のマスタリング準備をしています。
以前、カセットテープのみで販売していた法話の音源をデジタル化し、
CDや配信で使用できるようにするといったものです。
現在はデジタル化された音源を試聴確認する作業を実施中です。
今までは無学だったので浄土真宗も親鸞も歎異抄も受験勉強レベルでしか
知識が無かったのですが、とても深い、人間の根本に迫る考え方だなと再認識されました。
「人が生きる」とはどういうことか?
それは、
「生まれて、老いて、死んでいく」
ことである、と。
非常にシンプルかつ核心をついた究極の答えだ思います。
また、問いかけます。
「人は旅立つとき、何も持っていくことはできない。財産も名誉も好きな食べ物も大事な家族も。
自分の身ひとつである。その時、その瞬間、あなたは何にたよっていますか?なにがよりどころですか?」
これも非常に深い問いかけです。今、われわれのまわりにあるもの全ては旅立つときには何の役にも
立たないのです。何も持っていくことはできないのです。そんな中、何を自分のよりどころにするか?
実は私の中ではぼんやりと答えをもっているのですが、みなさんも一度考えてみてはいかがでしょうか?
この現世で我々は確かに生きている。
でも、時折り「生かされている」という意識、認識をもつと自分の生き方に変化が感じられると思います。
今日のみきさんの一文字。
「無」
です。