<レポート>ビリー・バンバン、3年越し45周年記念公演!
2017年3月25日(土) 東京・EXシアター六本木
1969年デビューの兄弟デュオ、ビリー・バンバンが3月25日(土)に、東京・EXシアター六本木で「兄と弟の復活祭」と題した公演をソールドアウト、満員920名の観客の前で行った。
デビュー45周年の2014年に弟の菅原進が大腸がんの手術を受け、兄の孝も同年7月に脳出血で倒れていたが、その後の療養を経て共に仕事に復帰。2014年に予定されていたデビュー45周年公演を、3年越しで今年3月25日に行うことになった。
15時、満員の観客の前に、弟の進が、そして、車椅子で兄の孝が登場すると大きな拍手が湧きあがる。2部構成の1部は、フォークソングの名曲「7つの水仙」からスタートし、「花はどこへ行った」、「涙くんさよなら」などメドレーを含め、軽妙なトークをはさみ14曲を熱演。
中でも、デビュー当時のアレンジでパフォーマンスを行う「白いブランコ」を歌唱する前に、オリジナルメンバーであるせんだみつおがサプライズで登場し、会場を大いに沸かせた。
2部は、30年のお付き合いになるという、いいちこCMソングを中心に、大ヒット曲「また君に恋してる」などで観客を魅了した。
また、2部でも更なるサプライズが!最新曲「さよなら涙」をパフォーマンス後、兄、孝が車椅子から弟、進に支えらて立ち上がった。割れんばかりの拍手が湧き起る。兄は、『世の中には自分と同じ病気の人や僕より大変な病気の人がいるけど、自分も立てたよ!と今日この日一番言いたかったこと。』と話した。
最後、アンコールでは再び、今度は、アマチュア時代のフォークロック・スタイルでの「白いブランコ」を熱唱し、1部、2部、アンコールを含め全23曲、約3時間の公演は終了した。