ビーチ・ボーイズ50周年記念企画の締めくくりを飾る決定盤、6枚組デラックスCDコレクション『カリフォルニアの夢』8/28発売決定!
ビーチ・ボーイズ50周年記念企画の締めくくりを飾る決定盤、6枚組デラックスCDコレクション『カリフォルニアの夢』が8月28日 ユニバーサル・ミュージックより発売決定!
ビーチ・ボーイズ『カリフォルニアの夢』
CD6枚組 BOX SET
2013年8月28日発売 予定価格 16,800円(税込)
●ビーチ・ボーイズの50年に及ぶ歴史的レコーディングを6枚のCDに収めた画期的な豪華BOX SETの登場!
●豪華な本の中に6枚のCDが収まる仕様。
●豪華本は卒業アルバムの様なハードカヴァー本。
●未発表フォト満載!ブライアン、マイク他、メンバーによるバンドのキャリアについての貴重なコメント等掲載。
●日本盤ブックレット:オリジナル・ライナー・ノーツの翻訳ブックレット付
●60曲以上に及び未発表曲、未発表トラック、未発表ライヴ、未発表ミックス!
●輸入国内盤仕様
●完全初回生産限定盤
以下、海外プレス・リリース訳を掲載します。
ビーチ・ボーイズ50周年記念企画の締めくくりを飾る決定盤、 6枚組デラックスCDコレクション『カリフォルニアの夢』が8月28日 ユニバーサル・ミュージックより発売! 卒業アルバムを思わせるハードカヴァーの装丁。そこには数々のヒット・ナンバーに加え、60を超える未発表曲、ホーム・デモ、別ミックス、ライヴ・レコーディングなど、彼らの全キャリアにわたる選りすぐりのサウンドが詰まっている。
カリフォルニア州ロサンゼルス 発 2013年6月11日:
ビーチ・ボーイズの新たな扉が今開かれる。『カリフォルニアの夢』は、この伝説のバンドの50周年を祝う締めくくりにふさわしい6枚組CDコレクションで、8月26日(日本は8月28日)キャピトル/UMGより全世界で発売。未発表トラックを含んだ計7時間半以上に及ぶ音楽が満載されたこのデラックス・セットは、ハイスクールの卒業アルバムをイメージさせる装丁で、メンバーによる個々の回想、おなじみのアートワークや想い出の品のレプリカ、数々の秘蔵写真、さらにはブライアン・ウィルソン、マイク・ラヴ、アル・ジャーディン、ブルース・ジョンストン、デヴィッド・マークスによる手書きの寄せ書きまでついている。
プロデュースはビーチ・ボーイズと、グラミー賞を受賞した『スマイル・セッションズ』でチームを組んだマーク・リネット、アラン・ボイド、デニス・ウルフ。『カリフォルニアの夢』では初期のデモから最近のレコーディングまで、50年に渡るビーチ・ボーイズの歩みを年代順に聴くことができる。数々のヒット・ナンバーに加え、今回初リリースとなるいくつかのオリジナル・ソング、ホーム・デモ、別・テイクおよびミックス、ライヴ音源、TVおよびラジオ・パフォーマンスなど、超レア音源満載のこのボックス・セットは、ビーチ・ボーイズの幅広い音楽性を堪能し、彼らが届けてくれるウエスト・コーストの風を満喫するには絶好のアイテムだ。「サーフィン・サファリ」から「神のみぞ知る」、「素敵じゃないか」、「グッド・ヴァイブレーション」、「ココモ」などに至るビーチ・ボーイズの作品群は、アメリカのポピュラー音楽史において今も圧倒的な存在感を誇っている。
『カリフォルニアの夢』に収められた思い出の一品のひとつが、ブライアン・ウィルソンが1959年に高校の授業で書いた「僕の人生観(My Philosophy)」と題されたエッセイで、当時の手書きレポートが紹介されている(原書は現在、結成50年を記念してグラミー・ミュージアムで開催されているビーチ・ボーイズ展で展示されている)。このエッセイの中で、ブライアンは将来の夢を語り、“平凡な人生で終わりたくない。何か一生の仕事で名を成したいが、それが音楽ならいいなと思う”と綴っている。
「このボックス・セットには、その昔、家族でピアノを囲んでエヴァリー・ブラザーズの歌を歌っていた頃に芽生えた夢が、やがて人々の心に一生残るハーモニーを作るまでに発展していった過程がつまっている」とマイク・ラヴは語る。「当時の写真を見たり、改めて音源を聴いていると、ブライアンやデニス、カール、ブルース、アル、デヴィッドに対するあふれんばかりの愛情が甦ってくるんだ。そんな僕らのストーリーが今も新しい世代の心をとらえ、愛され続けていることに少なからず驚いている」。
『カリフォルニアの夢』には、「ゴーイン・トゥ・ザ・ビーチ」、「カリフォルニア・フィーリン」、「ソウル・サーチン」、「ふられた気持ち」、「ユーアー・スティル・ア・ミステリー」など、長年リリースが切望されていた未発表音源が多数収録されている。それに加えて、今回初出となる「悲しき街角(ランナウェイ)」(1965)、「フレンズ」および「リトル・バード」(1968)、「ワイルド・ハニー」(1972)、「イッツ・アバウト・タイム」(1973)、伝説となった1993年のアコースティック・ツアーから「ワンダフル」および「ヴェジタブルズ」、故カール・ウィルソンによるソウルフルなリード・ヴォーカルをフィーチャーした「セイル・オン・セイラー」(1995)など、17に及ぶ初登場ライヴ・レコーディングも聴きものだ。さらには、今は亡きカールとデニス・ウィルソンによるレア音源や未発表レコーディング - デニスの「(ウドゥント・イット・ビー・ナイス・トゥ・)リヴ・アゲイン」、「バーンヤード・ブルース」、「マイ・ラヴ・リヴズ・オン」、そしてカールのリード・ヴォーカルをフィーチャーした「ダ・ドゥ・ロン・ロン」と「ソウル・サーチン」、カールがブルースとブライアンと共にリードをとった「カリフォルニア・フィーリン」 - が収録されている。
一方“From the Vaults”(レア音源集)と題されたスペシャル・ディスクには、バンドのメンバーや、長年ビーチ・ボーイズのファンでもあるプロデューサー各氏がセレクトしたレア音源が満載だ。中でも注目は、「ディス・ホール・ワールド」、「スリップ・オン・スルー」などにおける素晴らしいヴォーカル・レコーディングのアカペラ・ミックスや、「ドント・ウォリー・ベイビー」を始めとする名曲の別ヴァージョン、セッション・ハイライト、インストゥルメンタル・トラック、さらには最近見つかったばかりの1964年BBCラジオでのライヴ・レコーディング の数々だ。 「ウェンディ」、「パンチで行こう」、「ハッシャバイ」の貴重なBBCライヴ・レコーディングである。
ポップス史に比類なき足跡を残し、かつポップス・バンドとしてアメリカで初めて50周年という節目を迎えたビーチ・ボーイズは、1961年の夏以来、世界中で愛される夏のサウンド・トラックを数々送り出してきた。同年にカリフォルニア州ホーソーンで結成されたビーチ・ボーイズは、当時ティーンエイジャーだったウィルソン3兄弟(ブライアン、デニス、カール)と従兄弟のマイク・ラヴ、学友のアル・ジャーディンというメンバーでスタートした。1962年にキャピトル・レコードからの最初のヒットの波に乗じて近所に住むデヴィッド・マークスが加入するも1963年に脱退。1965年には曲作りとプロデュースに専念すべくツアーをリタイアしたブライアンに代わって、ブルース・ジョンストンが加入した。
昨年ブライアン・ウィルソン、マイク・ラヴ、アル・ジャーディン、ブルース・ジョンストン、デヴィッド・マークスによる再結成と新作スタジオ・アルバム『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ〜神の創りしラジオ』、そしてビーチ・ボーイズ結成50周年ツアーという、20年以上ぶりとなるブライアンを含んだメジャー出演は、エンターテインメントのトップ・ニュースのひとつとして全世界で報じられた。
昨年6月リリースの『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ〜神の創りしラジオ』はビーチ・ボーイズにとって20枚目となるスタジオ・アルバム(2011年の『スマイル・セッションズ』を含む)で、生存するオリジナル・メンバー全員が参加したアルバムとしては10年ぶりとなった。ブライアン・ウィルソンがプロデュース、エグゼクティヴ・プロデューサーにマイク・ラヴを迎えて制作されたこのアルバムは、ビルボード・トップ200アルバムで最高位3位を記録、バンドにとってデビュー以来アルバム・チャートの最高位を記録した。
70を超える都市を回ったワールド・ツアーはソールドアウトが続出。中には1965年以来となるハリウッド・ボウルでのコンサートやニューオーリンズ・ジャズ&ヘリティッジ・フェスティヴァルでのヘッドライナー、ボナルー・ミュージック・アンド・アート・フェスティヴァルの出演もあり、ツアーはロンドンのO2アリーナとロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートで幕を閉じた。注目された初日公演について、ローリング・ストーン誌はバンドの代表曲の層の厚さを十分認識しつつも、“ビーチ・ボーイズが次から次へとヒット曲を演奏するのを聴いて初めて、彼らがいかに多くのヒットを持っていたかに気づかされた”とレヴューした。5月20日にはキャピトル/UMGからビーチ・ボーイズの新しいコンサート・アルバム 『永遠の夏2012 ~50周年記念ツア~ Live – The 50th Anniversary Tour』が発売されたが、CD2枚組の中には、大成功に終わったツアーで演奏された選りすぐりの41曲がデジタル収録されている。
1962年7月にキャピトル・レコードと契約したビーチ・ボーイズは同年ファースト・アルバム『サーフィン・サファリ』をリリース。このアルバムはビルボードで37週チャート・インし、極上のヴォーカル・ハーモニーと気楽なカリフォルニア・スタイルが売り物の若きグループの人気を決定づけた。ウィルソン/ラヴによるコラボレーションは数多くの大ヒットを生み、結成当初のサーフ・ロック路線はやがてその他のテーマも包含しつつその世界を広げ、ビーチ・ボーイズは1960年代のアメリカを代表するグループとなった。
1966年、ビーチ・ボーイズはキャピトル・レコードをディストリビューション・パートナーに、メンバーたちが株主となって自身のレコード・レーベル、ブラザー・レコード(BRI)を立ち上げた。BRIはビーチ・ボーイズの知的財産(キャピトル/UMGやその他のレーベル・パートナーにおけるカタログや名称、アートワーク/ロゴ、イメージ、映像権、肖像権などを含む)を管理した。
ビーチ・ボーイズはその後もビルボード/ニールセン・サウンドスキャンにおいて、アルバムおよびシングル売り上げのトップクラスを誇るアメリカのバンドとして君臨しており、ビルボード・トップ40ヒットを最も多く持つアメリカのグループでもある(36曲)。『サウンズ・オブ・サマー:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』はトリプル・プラチナムを獲得。また2011年11月に発売された『スマイル・セッションズ』はリリースされるやいなや全世界から絶賛され、グラミー賞で最優秀ヒストリカル・アルバムを受賞した他、ローリング・ストーン誌ではその年のベスト・リイシューに選ばれた。
1988年にロックの殿堂入りし、レコーディング・アカデミーからグラミー賞特別功労賞生涯業績賞を授与されたビーチ・ボーイズは、世界に向けたアメリカの顔とも言うべき存在だ。