BIOGRAPHY

ノルウェーのベルゲン近郊の森と山に囲まれて育ったオーロラ(AURORA)は、ノルウェーを拠点に活躍するシンガー、ソングライター、そしてプロデューサー。デビューEP『Running with the Wolves』を2015年に発表し、本格的にアーティストとしての活動をスタートさせる。同作品は本国ノルウェーを中心に高く評価され、“ノルウェーのグラミー賞”と呼ばれるSpellemann(スペッレマン)では「最優秀新人賞」を受賞。同年にノルウェーの首都オスロで行なわれたノーベル平和賞コンサートでもパフォーマーの1人として抜擢された。

2016年にしたデビュー・アルバム『All My Demons Greeting Me As A Friend』は、壮大なポップアートとエレクトロポップを取り入れた作品に。彼女を超自然的なものを描くことを恐れないアーティストとして位置付けた同作品は、数々の音楽メディアから称賛を受け、本国ノルウェーのアルバムチャートで初登場1位を獲得。2018年にセカンドEPにあたる『Infections of a Different Kind – Step1』をサプライズリリースすると、この作品に続くセカンド・チャプターとして2019年にはアルバム『A Different Kind Of Human – Step2』をリリース。同作では、近年の社会問題として取り上げられる「生物学的危機」と世に蔓延していく「個人至上主義」をテーマにして、注目を集めた。

またオーロラは、その音楽界に留まらないシンガーとしての才能でも話題を呼んでいる。2018年に公開されたディズニー実写版『ダンボ』の予告編映像に使用された「Baby Mine」のカバー歌唱を担当。そして、2019年公開のディズニー映画『アナと雪の女王2』では“不思議な声”役として作品内で声の出演を果たし、劇中歌「イントゥ・ジ・アンノウン」にもフィーチャリング参加。翌年に行われた第92回アカデミー賞では、イディナ・メンゼルなどを含む世界10か国のエルサとともにパフォーマンスを披露する。そして、製作した長編すべてがアカデミー賞にノミネートされてきたアニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」の2020年公開映画『ウルフウォーカー』では、2015年に発表した「Running With The Wolves」の再レコーディングしたものを提供し、参加した。

2019年には満を持して初のジャパンツアーを敢行。二日間の公演は即日完売し、日本での凄まじい人気ぶりも見せた。日本の熱いファンの思いに応え、2021年9月開催にはSUPERSONIC出演のために再来日を果たした。

2022年1月21日には、ギリシャ神話に影響を受け、恥、欲望、道徳心などをテーマにした待望のサード・アルバム『The Gods We Can Touch』をリリース。同作からのシングル「Cure For Me」は、SNSで同曲を使った“ペンギンダンス”の動画がバイラルになるなど、話題を集めた。同作を携えて行なった2023年1月に開催した約3年ぶりの単独来日公演は即ソールドアウトし、日本での変わらぬ高い人気を証明した。

そして、2024年6月7日には通算4作目となるニュー・アルバム『What Happened To The Heart?』のリリースを控えるオーロラ。日本語で“心臓に何が起きたの?”を意味するタイトルがつけられた『What Happened To The Heart?』では、弱さから強さへ、自己破壊から自己治癒へと向かう旅路が表現されている。旅路の中で彼女は、現代社会で失われた精神的なつながりや、無防備さが持つ癒しの力を探求し、政治や個人的な成長との心の結びつきを通して、変化の灯を点そうと呼びかける。

オーロラはアルバムについて「最もパーソナルで最もカタルシスを感じたアルバムだ」とした上で、次のように続けている。「心臓の詳細な機能と構造は明確には理解されていなかったけれど、心臓は魂の、直感の、そして感情や意思の中心だと信じられていた。それらは脳によるものだと、決定づけられるまでは。論理に飲み込まれてしまう感情。そして、世界はお金や権力、利己主義によって毒されているのだから、こう問いかけずにはいられない。心臓に何が起きたの?」

★オーロラを称賛する一言!
“私の心をワクワクさせる新しい音楽を遂に見つけた” - ケイティ・ペリー
“まさにインスピレーション” - ケミカル・ブラザーズ
“『こういう音楽を作りたい』 と感じた” - ビリー・アイリッシュ
“オーロラのライヴは本当に素晴らしい創造の一つ。まさに魔法” - ショーン・メンデス
“大大大大好き” - トロイ・シヴァン
“本当にオーロラが好きでたまらない” - ロード