BIOGRAPHY

AUDIOSLAVE / オーディオスレイヴ


ブラッド・ウィルク(Ds)、トム・モレロ(G)、ティム・カマフォード(B)、クリス・コーネル(Vo)

1986:
CHRIS CORNELL が SOUNDGARDEN を結成する。
1989:
SOUNDGARDEN の曲が初めてアメリカのラジオ局で流れる。その頃のメインストリームだったパンクを押しのけて、彼らのグランジロックは凄いスピードでトップへと向かっていった。段々とファンの数が増える。
1992:
RAGE AGAINST THE MACHINE がデビュー・アルバム、「RAGE AGAINST THE MACHINE」をリリースする。今までにない、政治的な内容のラップ+ハードロックという組み合わせが新鮮で、ファンの数が一気に増える。曲の内容が過 激という理由で、アメリカのラジオ局らが彼らの曲を流すのを禁止した。この事がさらにファンを刺激し、RAGE AGAINST THE MACHINE は音楽界のトップに立つ。同じ頃、SOUNDGARDEN の「BADMOTORFINGER」がビルボードのトップ10に8ヶ月も残る。
1994:
SOUNDGARDEN の「SUPERUNKNOWN」がアメリカで第1位になる。RAGE AGAINST THE MACHINE も着々とファンを増やしていく。
1996:
RAGE AGAINST THE MACHINE が4年ぶりにアルバム、「EVIL EMPIRE」をリリースする。が、前のアルバムよりもパンチが効いていない、という事でファンをがっかりさせる。
1997:
SOUNDGARDEN が約12年活動した後解散する。世界中のファン達が、GRUNGE IS DEAD と言って嘆く。
1998:
RAGE AGAINST THE MACHINE が 「THE BATTLE OF LOS ANGELES」 をリリースする。EVIL EMPIRE の出来が悪かったとがっかりしていたファン達も、このアルバムを聴いて彼らを許した。SOUNDGARDEN のドラマーだった MATT CAMERON が PEARL JAM に入る。CHRIS はソロアルバム、「EUPHORIA MORNING」をリリースした。
2000:
RAGE AGAINST THE MACHINE が 「RENEGADES」 をリリースする。これが RAGE の最後のアルバムになる。10月、ヴォーカルの ZACK がバンドを脱退してしまう。ファン達は突然の ZACK の決断に戸惑う。
2001:
CYPRESS HILL の B-REAL が、過去に何回か一緒に仕事をした事のある RAGE の新しいヴォーカルになるのではないかと噂される。
2002:
CHRIS が RAGE の残りの3人と一緒にジャムセッションをしないか、と誘われる。ZACK のラップとは全く違う CHRIS の歌声と、TOM、TIM、BRAD の音がぴったり合い、4人は新しくバンドを始める事にする。CHRIS が3人に、RAGE の様な政治的な内容の音楽は一切やるつもりはない、と釘を刺す。そしてAUDIOSLAVEは、2002年初めに、CHRISとRAGE AGAINST THE MACHINEのメンバー3人が、3曲レコーディングを手始めにプロデューサーはレイジ、レッチリ、ビースティ・ボーイズを手がけたリック・ルービンを迎 え入れスタートした。クリスはソロ契約をインタースコープと結んでおり、レイジはエピックと契約しているため、RAGE AGAINST THE MACHINEの名前は使えず、当初はCIVILLIANと命名された。また、どちらのレコード会社からリリースするのか?という問題も残っていたが、エ ピックからリリースされるのではないか?との噂が流れる。CHRISのマネージメントは「CHRISがこんなにエキサイトしているのを見たことがない。 RAGEの3人からの刺激が大きいようだ。全員がキャリア中で最高の仕事になると考えている。」とコメント。しかし、2002年春、CHRISのマネー ジャーであるJIMは、CHRISがバンドを脱退したと語った。これにより、出演の決まっていた2002年夏のオズ・フェストはキャンセルされた。しか し、レコーディングされた曲はお蔵入りにはならずリリースされるとのことになる。リリースは2002年の終わり~2003年の初頭と噂されていた。しか し、そのデモ音源が今も音楽業界の間で最も懸念されているネットサイト上で出回ってしまった。TOMはこのことに関して「とても残念なこと」と話した。
2002年9月、CHRISは再びRAGEのメンバーと合流し、バンド名はAUDIOSLAVEだと正式に発表された。CHRISが離脱した理由はマネー ジャー間でのトラブルだったと言われている。そして衝撃のデビューアルバム「AUDIOSLAVE」が11月20日にリリースになった。プロデューサーに はリック・ルービン(Def Jamレーベル創設者。これまでビースティー・ボーイズ、LLクールJ、スレイヤー、エアロスミス、AC/DC、ブラック・クロウズ、レッド・ホット・チ リ・ペッパーズ、バングルズなどのプロデュース、ソングライティングを手掛ける大物中の大物)を迎えLAにて制作された。また、ピンク・フロイドのほとん どの作品やレッド・ツェッペリンなど数々のアートワークを手掛けてきた、あのストーム・ソーガーソン(元ヒプノシス)がアートディレクションを行った。 リード・シングル”Cochise” アルバム「AUDIOSLAVE」のリード・シングル”Cochise”は元々”Cochise The Avenger(コーチスの報復)”と名付けられていた。以下は”Cochise”に関するトム・モレロのコメント。
「これはアパッチ・インディアンの酋長、コーチス(Cochise)に関するストーリー だ。コーチスは誰にも征服されることなく、自由の身のまま他界した最後の偉大 なる酋長だった。ある日私がコーチスに関する本を読んでいると”Cochise The Avenger(コーチスの報復)”という章があった。そこには、コーチスの家族がカ ルヴァリー(キリスト張りつけの地)の白人たちに捕らえられ虐殺されてしまったために、コーチスが南西部全域に渡る戦争を宣告して恐ろしく荒々しい突進を はじめ、何千人もの白人を追い出した模様が描かれていた。とにかく彼は、恐れ を知らず憤怒を抑えられない状態で復讐に燃えていた。この曲はそんな感じに聴こえる曲だ」  
2003:
昨年末にリリースした「AUDIOSLAVE」を引っさげワールドワイドツアーを敢行!アルバムの成功を裏付けるべくどこの会場もソールドアウト、そしてアルバムに対しての評価も高く各賞にエントリーされたり受賞したりした。
2004:
既に2ndアルバムのレコーディングが噂されている最中、5月PV映像やライヴ映像を含めたDVDをリリース。2003年程、ライヴ活動は行わなかったが 夏の大きなフェスには幾つか参戦。そんな中、やはり1stアルバム同様、リック・ルービンを迎え入れレコーディングをスタート。
発売時期などは一切告知されなかった。
2005:
1stアルバム発売後にはこのバンドはすぐに消えてしまうのではないかとのう噂が流れたが全くファンを裏切ることもなく5月24日(全世界同時発売)にアルバムをリリース。今回はレーベルをエピック(ソニー)からユニバーサル(インタースコープ)に移し「OUT OF EXILE」をリリース。日本で行われる毎年恒例の夏フェスのどこかに彼らの姿は必ずあるに違いない・・・