朝倉さやコンサートツアー・ファイナル東京公演「ココロがポッカポカです」早くも2025年のツアーを発表!
民謡日本一のシンガーソングライター、唯一無二の歌声 朝倉さやの「コンサートツアー2024地球と自由と歌う旅~遊ラン♪船38号さ乗ってあべ!~」の最終公演が11月24日(日)東京有楽町のI’M A SHOWで行われた。
約400席の客席はソールドアウト。
暗転したステージに1人出てきた朝倉を天井から真っ直ぐにのびたスポットライトが照らし出す。「ヤナト田植唄・巫 -かみなぎ-」(ゲーム「天穂のサクナヒメ」主題歌) をアカペラで歌い出すと一気に神代の空気がステージに漂い、深海のような深い青色に照明が輝き始めた。
続いては、2023年のアルバム「大開幕」からのアップナンバー「KADODE」。リズムに乗って朝倉もステージの上を走り回りながら歌う。観客との「ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!」という掛け声も相性バッチリだ。
そして、朝倉のカバー定番曲「タッチ」の山形弁バージョン。タッチを山形弁で「チョス!」と歌う部分は客席と一緒に歌い、ステージの熱はぐんぐん上がり始めた。
「朝倉さやのコンサートは皆さんを置いていきません。でもグングン引っ張っていくので、ちょっと付いていけないようだったら手をあげてくださいね」と会場に語りかけ、ステージは民謡と新しい音楽の融合のフューチャー・トラックスのコーナーに突入。
酒田甚句をファンクのビートに乗せた「酒田甚句Future Trax」では、客席まで下りて“未来へあべ!踊り”を観客と楽しんだ。「ソーラン節 Future Trax」では民謡で鍛えた得意の伸びのあるロングトーンをジャジーなビートに乗せて披露。続く、「宮津節 Future Trax」では雰囲気を一転させ、ゆったりとした演奏の中、はんなりとした雅な歌声を披露した。
次は、本人自ら三味線を抱えて民謡コーナーに突入。故郷、山形の民謡「花笠音頭」で「ヤッショーマカショー、シャンシャンシャン」というお囃子を客席と一緒に楽しんだ。同じく故郷の「庄内おばこ」は情緒たっぷりにしっとりと歌い上げた。
一旦ステージ袖に引っ込んだ朝倉はベースギターを抱えて登場。ベースを弾きながらオリジナル曲「塩パンの部屋」を歌った。去年から始めたというベースの腕前もツアーの日程をこなす毎に上達し、バンドとのアンサンブルもピタッとハマっている。「アリャセヘイヤ〜」で聴かせるベースソロも昨年のツアーよりはるかに上達した腕を披露していた。
続いては、The Boomの「島唄」、ジブリ映画の「もののけ姫」のカバー2曲を披露。不思議な事に朝倉の歌声で聴くこの2曲は、伸びやかな歌声と時折入るコブシのせいか、遥か昔の森の奥から時空を超えて聴こえてくるような錯覚に陥る。只者ではない歌声だ。朝倉自身もジブリ映画のディープなファンであり、ジブリ作品だけを歌ったアルバム「大人になるってわるくない〜わだすのジブリ〜」もリリースしている。
続いてオリジナル曲「大切なハナシ」をしっとり歌ったあと、初めて作ったオリジナル曲であり2013年のデビュー曲「東京」を披露。山形から歌手を目指して上京したばかりの孤独な気持ち、だけど東京の空は故郷と繋がっていて、自分は1人じゃないんだと、自分に言い聞かせるように歌うこの歌は、故郷を持つ全ての人への応援歌だろう。
そして、昨年NHKラジオ深夜便のうたで全国津々浦々に流れたオリジナル曲「ドーナツ」。優しいメロディとリズムとは裏腹に、愛する人を無くしてポッカリ空いた心の穴を大切に寄り添って生きていこうという強い決意がこもった歌だ。
「ツアーが始まる前はどんなハプニングがあるだろうと不安だったけど、皆さんのおかげで完走することができました。今は心がぽっかぽかです。こころを込めて歌います」と語り、本編最後の曲「ありがとさま」を歌い、満員の客席に感謝の気持ちを伝えた。
民謡やそれをリアレンジしたフューチャー・トラックス、カバー曲など朝倉の魅力は多岐にわたるが、なんといっても、嘘のない正直な気持ちをストレートに歌詞に乗せて表現した彼女のオリジナル曲が聴く人の気持ちを捉えて離さない。ネットでもテレビでもなく目の前でホントのことだけ歌う朝倉の歌声は、その信じられないくらいの伸びやかさと深さを持って、聴く者の感情を揺さぶる。
アンコールでは、早くも2025年のツアースケジュールを発表。「まだツアータイトルは決めてませんが、みんなで大行進しましょう!」と語り、オリジナル曲「だもんでレボリューション」を元気一杯に歌いあげた。そして、最後にステージに1人残りアカペラで民謡「東京音頭」で約2時間18曲のステージの幕を下ろした。
上京して、故郷山形が恋しくて1人寂しくて泣いていた女の子が、満席のオーディエンスと東京のご当地民謡を唱和するまでに成長したことを実感する締めくくりだった。
ステージが終わり、客電が上がった会場は、ポッカポカの幸福感で溢れていた。
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朝倉さやコンサートツアー2025開催決定!《全9公演》
5月17日(土) 15:30開場/16:30開演 山形 山形市民会館
5月25日(日) 16:30開場/17:00開演 札幌 EZOHUB SAPPORO
6月1日(日) 16:30開場/17:00開演 広島 Live Juke
6月7日(土) 16:00開場/16:30開演 秋田 club SWINDLE
6月8日(日) 16:30開場/17:00開演 仙台 誰も知らない劇場
6月14日(土) 15:30開場/16:30開演 東京 日経ホール
6月15日(日) 16:30開場/17:00開演 大阪 梅田Shangri-La
6月21日(土) 16:00開場/16:30開演 福岡 ROOMS
6月29日(日) 15:30開場/16:30開演 静岡 清水テルサ
ファンクラブ1次抽選先行販売:11月24日(日)20:00スタート
一般発売:2025年1月18日スタート
チケットの詳細は
朝倉さやホームページ https://asakurasaya.com/index.html
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朝倉さやベスト「Honten〜Best Dazu〜」好評発売中
品番:UPCY-7992
定価:3,520円(本体価格 ¥3,200 税率10%)
<収録曲>
01 東京 02やさしい応援歌 03 ありがとさま(ありがとう~山形弁だべ~)
04 ロビンソン 05 木綿のハンカチーフ 06 さばの味噌煮
07 おかえり -manzumamake- (2018 Live Ver.) 08 だもんでレボリューション
09 もののけ姫 10 River Boat Song with respect for 最上川舟唄 2020
11 酒田甚句 Future Trax 2020 12 Mr. Mamurogawa (JAZZ & 宇宙 Funk ver.)
13 ヤナト田植唄・巫 ―かみなぎ―(「天穂のサクナヒメ」主題歌)
14 ライフソング -Life Song- 15 ニワトリ 16 ドーナツ (2024 Live Ver.)