Gravityfree「楽しむことだ」
作家プロフィール
djow( デジョー)と8g( エイジ)の2 人から成る絵画作家。複数単位の感性を軸に、“Gravityfree”というひとつの作品を制作。音楽シーンに多大な影響を受けてきた彼らの特徴は、計画的かつ即興性の高いライブペインティングスタイルにある。国内外の様々なシーンにおけるライブペイントショーや壁画制作など、絵画制作を中心に活動を行う。
制作年
2019
使用画材
アクリル、エマルションペイント
サイズ
H296×W450cm
ステートメント
ペインティングユニットGravityfree は2002年より、ライブハウスやクラブにて絵を描く遊びから始まり、2007年頃からFUJI ROCKを中心とする野外フェスなどにも活動の場を拡げ現在に至る。バンドやミュージシャン、民族的な宴などのモチーフが描かれる作品が多い理由として、Gravityfree (無重力、重力の無い)という作家名にもある様に、常識とされる世のしがらみから解放され、人間の根源的な衝動の瞬間を描き、見えないモノを可視化するなどをコンセプトとしているほか、2人の生い立ちの背景として、ストリートアート、漫画、アニメなどのサブカルアートや、弱き立場の尊厳を重んじるレベルミュージック、グレイトフルデッドを起源とするジャムバンドやヒッピーカルチャー、人類のルーツを想像させるワールドミュージックなど、音楽全般の影響は計り知れない。世界各地ローカルイベントやパーティーをバンドの様にライブペインティングツアーを行っている事も、楽しい音楽的なモチーフが多い理由の1つである。
音楽と制作に関して
Gravityfreeの活動が音楽が流れる遊び場であるクラブやライブハウスで始まった頃、新潟県佐渡島で開催された”鼓童”主催のEARTH CELEBRATIONにて、終盤から降り出した雨の中、子供から老人までが太鼓の音に狂喜乱舞する様を見た時、”音”の根源的な力を感じたことを思い出します。そういった見えない空気感や音などを可視化しようと試みて来たことが、近年では複数の次元が交差する様な、抽象 具象が折混ざる様な感覚の絵の描き方に繋がってきたように思います。音楽や絵画、アート全般の根源的な共通点である、贈る側と受け取る側のコミュニケーションをこれからも全力で楽しんで行きたいと思います。
Gravityfree プレイリスト