BIOGRAPHY
アルテュール・グリュミオー Arthur Grumiaux
1921年に生まれ1986年に世を去ったベルギーの名ヴァイオリニスト。
デュボアとエネスコに学んだグリュミオーは、正統フランコ・ベルギー派のスタイルを戦後に残しました。特にモーツァルトの演奏には定評がありましたが、サン=サーンス、フランク、ラロ、ルクーなど、フランス音楽でも高貴な名演を聴かせます。
DECCAにはモノラル時代から、優れた演奏を数多く刻み込みました。又ブラームス、ベートーヴェンなどドイツ系音楽でも艶やかな音色で非常に格調高い優雅な名演を聴かせました。
とりわけピアニストのハスキルとの演奏は「黄金のデュオ」と評され数々の名盤を遺しました。1961年には来日も果たしています。