あのマドンナも声で参加!女性のパワー・アンセム!アリアナ・グランデの新曲「ゴッド・イズ・ア・ウーマン」のミュージック・ビデオを徹底解析!
約2年ぶりとなる最新アルバム『スウィートナー』(8月17日(金)世界同時発売)に収録される最新シングル「ゴッド・イズ・ア・ウーマン」が先日リリースされました。「ゴッド・イズ・ア・ウーマン」のタイトル通り、“神は女性”と歌うアリアナの話題の最新ミュージック・ビデオを徹底解析してみると、様々な仕掛けやメッセージを発見することができます。
●監督:デイヴ・メイヤーズ(アリアナの前作「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」や、ケンドリック・ラマー「ハンブル.」などを手がける。)
●撮影場所:米 ロサンゼルス
●撮影時期:2018年6月
●テーマ:この楽曲は男女の恋愛について歌っており、「(私のことを好きすぎて)神は女性だって思い始めたでしょ?」という歌詞を“女性性”をテーマにしたミュージック・ビデオで表現しています。フェミニストとしても知られるアリアナは、“世界を支配しているのは女性”という強いメッセージを宇宙やアートの世界観を通して伝えており、ビデオ内では女性の体内をイメージした場面も登場します。
●内容:ビデオはアリアナが宇宙の銀河系をまるでフラフープのように腰で回すシーンから始まります。
「BITCH(ビッチ/あばずれ)」、「FAKE(フェイク)」、「ANNOYING(ウザい/鬱陶しい)」、「LITTLE WHORE(小さな売女)」などの“言葉”を、男性から投げつけられるシーンでは、アリアナがロダンの“考える人”をモチーフにしたポーズをとっています。 途中、“POWER(権力/力)”とかかれた手袋に猫耳ヘルメットをつけたアリアナがハンマーでガラスの天井を打ち破るシーンでは、マドンナの声によって聖書の一説を引用し、「よって我は、怒りに満ちた懲罰と大いなる復讐をもって、我が姉妹を毒し、滅ぼそうとする汝に制裁を下すのだ。そして、我が汝に復讐する時、汝は我が主である事を知るだろう。」というスピーチが入っているのですが、ここでも本来“Brothers(兄弟)”と表現されている文章が“Sisters(姉妹)”に転換されています。
最後のシーンではミケランジェロの名作『アダムの創造』を彷彿させますが、作品に登場する男性の人物像がこのビデオではすべて女性で表現されています。
◆「ゴッド・イズ・ア・ウーマン」ミュージック・ビデオ:https://youtu.be/kHLHSlExFis