AREA21ファースト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ Vol. 1』について、マーティン・ギャリックスとメイジャーによるコメントが到着!
AREA21ファースト・アルバム 『Greatest Hits Vol.1』が遂に発売され、共同クリエイターであるマーティン・ギャリックスとメイジャーから、コメントが到着!
AREA21の 『Greatest Hits Vol.1』は、5年の歳月をかけて制作されたアルバムであり、リリースに向けてどんどん期待が高まっていった。オランダ出身のDJ/プロデューサーのマーティン・ギャリックスとシンガー/プロデューサーのメイジャーのコラボレーションによるこのアルバムに収録されている12曲は、エレクトロニカの影響を受けたポップ・ソングとアニメーション・ビデオによって、聴く者を音と映像でまるで銀河系を旅しているかのような気分を味合わせてくれる。
「このプロジェクトは、俺にとって純粋に喜びだったんだ」と、互いの作品のファンである2人がアルバムの裏で行ったオーガニックな共同制作活動についてギャリックスは語っている。「俺たちは世界中で曲を書いてきたし、メイジャーはシンガーであるだけでなく、素晴らしいプロデューサーでもあるんだ。」『Greatest Hits Vol.1』は、それぞれの音楽の世界ですでに確立されている2人のアーティストが、ジャンルの枠を超えて、それぞれの強みを前面に打ち出したアルバムとなっている。
このことは、1年間に渡りアルバムの展開を見てきた人々にとっては明らかなことで、アルバムに収録されている6曲が、数々の賞を受賞しているアニメーション・スタジオ、Titmouse(Run The Jewels、Dua Lipa)によって命を吹き込まれている。
「俺らは、Titmouseがコラボレーションのプロセスを受け入れてくれたことに、とても感謝しているんだ。なぜなら、俺らが彼らに投げかけた多くのアイデアに対して、俺らは結構ナーバスになっていたんだ。」とメイジャーは言う。「俺らは、これは彼らにとってあまりにも突飛したことになってしまうかもしれないと思ったりしたんだ。でも、彼らは『いや、素晴らしいよ』と言ってくれた。」ビデオは視覚的にも魅力的だが、ギャリックスとメイジャ―が構想したファンへのメッセージやイースター・エッグ(隠れメッセージ)も含まれており、シンボリズムに溢れる「タイム・マシーン」のように、何度もビデオを見ることで初めて明らかになっていることも多い。「このアルバムには非常に多くのスタイルが含まれているから、フルボディの作品を作ることがとても重要だった。もし俺たちがプレッシャーを感じて小さくまとめようとしていたら、うまくいかなかったと思うよ」と語っている。
アルバム『Greatest Hits Vol.1』のストーリーは、M & Mというキャラクターたちが中心となっている。M & Mは、何世紀にもわたって銀河系を旅し、音楽を通じてポジティブなエネルギーをもたらし、人々を元気づけてきた。しかし、地球に降り立った彼らは、人種差別や国境、社会不安など、人間ならではの出来事を初めて経験することになる。また、人間がソーシャル・メディアに夢中になっている様子を目の当たりにし、電子デバイスの奴隷になってしまうことを警告する義務があると感じている。
「M & Mは、もっとテクノロジーが発展している文明も今まで見てきたので、人間がつながりを失ったり、テクノロジーに夢中になったりしないように警告しているんだ」と、ギャリックスは説明する。だがしかし、すべてのコネクションが良いと言っているわけではない。「ポゴ」のビデオでは、Lady Tというキャラクターが登場する。Lady Tはメイジャーに対して恋愛感情を持つと同時に悪役でもあり、AREA21のコンセプチュアルな性質の核心にある二面性をさらに示す例となっている。
ギャリックスとメイジャ―は、クラブ向けのアンセムである「フォロワーズ」のように、ソーシャル・メディアの性質や私たちが電子画面に夢中になっていることについて、ヘルシーな社会的意見を述べているが、それは決して説教臭くはなく、むしろ、人と人とのつながりを育むことのポジティブな側面に焦点を当てている。表面的なものよりもリアルなものに焦点を当てようという姿勢は、例えば「オウン・ザ・ナイト」の曲の芯にもなっている。この曲では、鳴り響くシンセサイザー、ベース、そして誰かを傷つけてしまいそうなほど鋭いフックが特徴的である。また、エレクトロニカを中心としたアンセムである「モナ・リザ」は、聴いた後に何週間
も頭から離れないメロディーを含んでいる。音楽的には、このアルバムは2人のアーティストのコンフォート・ゾーン(居心地の良い場所)から一歩踏み出したものになっている。特にシングル曲をベースにしているギャリックスは、自分たちの努力の結晶をファンに聴いてもらい、ストーリーに夢中になってもらいたいと考えている。「こんなにたくさんの曲を同時にリリースしたことはないから、緊張しているけど、その緊張は、興奮、アドレナリン、情熱で打ち消されるんだ」とギャリックスは語っている。
AREA21は先日、EDCラスベガス・フェスティバルで行われたギャリックスのライブ・ショーでパフォーマンスし、45万人以上のソールド・アウトの熱狂的な観客を前に、新たな節目を迎えた。「ライブでは、ギターやベースなどの楽器を演奏するのはもちろん、視覚的にもクレイジーなショーにしたいと思っているんだ。会場に入った瞬間からAREA21の世界に入ってもらい、会場を巨大なアート・インスタレーションのように感じてもらいたいと思ってる。」とギャリックスは語っている。「俺たちはこのアルバムで一つの世界全体を作り上げたけど、今度はそれを最新の技術を使ってライブ・パフォーマンスにどう反映させるかを学んでいきたい。このプロジェクトは、音楽的にもコンセプト的にも、俺たちにとって非常に大きな意味を持っているんだ」と彼はまとめている。「このアルバムに取り組んでいる間、俺は人生で最高の瞬間を過ごした。そして、今度はそれを世界中の皆と共有する瞬間が待ちきれないよ」