４月９日「ラ・ラ・ラ」

シリーズの最初のビデオの「ラ・ラ・ラ」では、エイリアン・トラベラーが、地上の不幸せな人々を宇宙船に乗せ、即席の銀河系パーティを開き、音楽を使ってみんなで仲間になり、気分を高揚させる様子が描かれている。ビデオの最後には、彼らが誤って宇宙船を地球に墜落させてしまい、そこから真の冒険が始まっていく。「ラ・ラ・ラ」は、本当の自分であること、自分の声に従うこと、恐怖ではなく夢と驚きのある場所から自分の道を選ぶことの重要性を語っており、また、人と違うこと、ネガティブな要素を排除することを賞賛している。

 
５月21日「ポゴ」

「ポゴ」 のビデオは、「ラ・ラ・ラ」の続きから始まり、2人のエイリアン“M&M”が、地球に墜落したばかりの宇宙船の上に立ち、法から逃げる様子を描いている。彼らの逃避行には、非常に風変りな交通手段や、思いがけないヒーローたちが登場し、すべてから逃れるための完璧な場所、ラスベガスにたどり着く。

 
６月１８日「モナ・リザ」

ラスベガスでの冒険の後、楽曲「モナ・リザ」のMVでは、エイリアン達のパリのルーブル美術館への旅に観客たちを共に連れて行く。宇宙空間を浮遊しながら、彼らが地球上でしたいことのリストを演じている様子を見ることができる。「俺の部屋にモナ・リザを飾って、スヌープ（ラッパーのスヌープ・ドッグ）と一緒に盛り上がって、月面でピクニックして、俺自身をアニメで演じて、俺らはみんな同じだってことを世界に示したい。ビー（ビヨンセ）とジェイ（ジェイ・ジー）と一緒にステージに立って、ウォーク・オブ・フェイムの星を手に入れて、いつか僕らの名前を知ってもらうんだ」。
 

 
８月２７日「ラヴィン・エヴリー・ミニット」

AREA21は、「あなたのエネルギーと精神があれば、あなたの接し方ひとつで相手の気分を変えることができるんだ」と述べている。このビデオでは、M & Mが地球上での時間を一瞬一瞬を無駄にせず思いっ切り楽しんでいる様子が描かれており、二人の今後の展開を示唆している。ビデオでは、ネバダ州の砂漠で事故に遭い、不気味なレディTに追われ、ラスベガスでパーティを楽しみ、パリのルーブル美術館内を浮遊するなど、これまでのM & Mの旅の詳細が紹介しており、この先の展開も示唆している。

 
9月17日「フォロワーズ」

AREA21の音楽と映像では、エイリアンのキャラクターであるM & Mが、人間を遠くからも近くからも観察している様子が詳細に描かれている。曲「フォロワーズ」では、電子デバイスに魅了されるのではなく、リアルタイムで人生を生きることの良さについて語っている。同曲のミュージック・ビデオでは、AREA21は、ソーシャルメディアを通して生活することで生じるプレッシャーを強調し、みんなに顔を上げて周りの世界を楽しむことを勧めている。

 
10月15日 「オウン・ザ・ナイト」

「オウン・ザ・ナイト」では、エイリアン達がハリウッドにたどり着き、人間が社会の規範に合わせるために被る数々の仮面に衝撃を受ける。この曲は非常にキャッチーだが、AREA21が音楽を通してまさに発信しようとしている社会意識のメッセージも持ち合わせている。

 
11月12日　アルバム＆「タイム・マシーン」

AREA21のデビュー・アルバム『Greatest Hits Vol.1』の収録曲に続いたアニメーション・ビデオ・シリーズの最後を飾る「タイム・マシーン」ではエイリアン・トラベラーたち“M&M”の幼少の頃を切々と振り返ると同時に、地球でのこれまでの旅を振り返るもので、その過程で出会ったキャラクターたちも数名登場する。