BIOGRAPHY

ARCADE FIRE / アーケイド・ファイア


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カナダ・モントリオール出身のアーケイド・ファイアは、これまでにブリット・アワードとグラミー賞をそれぞれ2度受賞し、過去10年間に3枚のアルバムをリリースした6人編成のバンドである。

ブレイクスルーとなったアルバム『フューネラル』(Rough Trade, 2004年)は、グラミー賞にてAlternative Album of The Yearにノミネートされ、後にRolling Stone誌に00’sの#1アルバムに選ばれた。その他にもNME誌、Q誌、Pitchfork、The Guardian紙やMojo等、多くの「00’sのベスト・アルバム」投票に候補として名を挙げている。

アーケイド・ファイアの2枚目となるプラチナ・アルバム『ネオン・バイブル』(Sonovox, 2007年)は、イギリスとアメリカで発売と同時に#2にランクイン。ケベック、ニューヨーク、ブダペスト、そしてロンドンでレコーディングが行われたこの作品で、NME誌は彼らを “最初の真の21世紀バンド”と称している。『ネオン・バイブル』は、Q誌に2007年のアルバム・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、グラミー賞ではBest Alternative Music Albumにノミネートされた。

2010年の『ザ・サバーブス』は、イギリス、アメリカ、カナダを含み、7カ国で発売と同時に#1にランクインし、その後カナダではダブル・プラチナ、イギリスとアイルランドではプラチナ、そしてフランス、ベルギー、デンマーク、ポルトガル、オーストラリア、アメリカでゴールドを獲得。アルバムのリリースに続き、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行った2ステージは完売となり、テリー・ギリアムが監督を手掛けたYouTubeライヴ・ストリームは世界中から180万回の再生回数に達した。画期的なHTML 5技術を使用した「We Used To Wait」のオンライン・ビデオ『The Wilderness Downtown』はこれまでに7700万回以上再生されている。スパイク・ジョーンズ、ウィル・バトラー、ウィン・バトラーが共作し、そしてジョーンズが監督を手掛けた短編映画『Scenes from the Suburbs』は、2011年6月にリリースされた『ザ・サバーブス』の特別盤に収録されている。

アーケイド・ファイアは、2010年に発売されたQ誌のカバーでBand of the Yearと称され、同年にはテレビ番組Saturday Night Live、The Daily Show with Jon Stewart、そしてLater… with Jools Hollandに出演。2011年2月に『ザ・サバーブス』はグラミー賞にてAlbum of The Yearを受賞し、2011年のブリット・アワードではBest International GroupとBest International Albumを受賞した。そして2012年に『ザ・サバーブス』はBest Recording Packageを再度グラミーにて受賞。

アーケイド・ファイアは、ヨーロッパ、アメリカ、そしてオーストラリアなど、世界各地にてツアーを行ってきた。現在活躍するバンドの中で最高のライヴ・バンドとしての定評があり、Daily Telegraph誌はアーケイド・ファイアを“世界最高のライヴ・バンドで、彼らを観に行った者はだれもがそう思っている”と評している。Rolling Stone誌はBest Live Acts Nowで彼らを4位にランキングしている。


2012年には、“Record Store Day(レコード店の日)”に限定版レコード『Sprawl II/Ready to Start』をリリースし、大ヒット映画『ハンガー・ゲーム』のサウンドトラックに新曲「Abraham’s Daughter」と「Horn of Plenty」を提供した。

最近では、今年12月公開予定のスカーレット・ヨハンソンとホアキン・フェニックス主演のスパイク・ジョーンズ映画『Her』の音楽を完成させた。
アーケイド・ファイアの大いに期待される4枚目のアルバム『リフレクター』は、10月28日発売予定。アーケイド・ファイア、ジェームス・マーフィー、そしてマーカス・ドラヴスがプロデュースしたアルバムは、ジャマイカ、モントリオールとニューヨークにてレコーディングが行われた。9月9日9:00pmにリリースされたタイトル・トラック「Reflektor」は、デヴィッド・ボウイをボーカル・ゲストとして迎えており、ビデオは長年のコラボレーターであるアントン・コービンが手掛けている。Google Chrome用に製作され、ヴィンセント・モリセットが脚本と監督を手掛けた第二のビデオとなるインタラクティヴ・バージョンはハイチにて撮影された。

メンバー:ウィリアム・バトラー、ウィン・バトラー、レジーヌ・シャサーニュ、ジェレミー・ギャラ、ティム・キングズベリー、リチャード・パリー。