現代最高のディーヴァ、ネトレプコが5年振りのソロALをリリース!

2021.08.27 TOPICS

オペラ界の女王、ソプラノ歌手のアンナ・ネトレプコが5年振りのソロ・アルバム『闇に抱かれ』を11月5日にリリースすることが決定。

本日、アルバムに収録されている「ヴェルディ:歌劇《アイーダ》」から「勝ちて帰れ!…神々よ、私の苦しみに憐れみを!」(Verdi: Aida: Ritorna vincitor …Numi,pietà)がアルバムに先駆けてリリースされた。
 
このアルバムは、世界最高峰のオペラの殿堂、ミラノ・スカラ座のオーケストラと、その音楽総監督である指揮者リッカルド・シャイーとの共演でネトレプコの50歳を記念して制作された。

従来の美しく強靭な声に、すばらしいコクと熟成した重みを加え、抜群の安定感と表現でさらに進化を続けるネトレプコ。近年、彼女はドラマティックな役柄に転向し、大きな成功を収めているが、このアルバムにはその成果が最良の形で収められている。プッチーニ、ヴェルディ、ワーグナーをはじめとする珠玉のオペラ・アリアは、情熱的な愛に生き、運命に翻弄され、憧れ・諦念・絶望・死……といった様々な境遇にあるヒロインの心情を謳いあげたもので、《蝶々夫人》の「ある晴れた日に」、《アイーダ》の「勝ちて帰れ」、《トリスタンとイゾルデ》の「イゾルデの愛の死」など、オペラの代表的なアリアを多数含んでいる。

「衣裳をつけて舞台に立つとき、私は本当に役柄になりきることができます」

「これらの作品は非常に異なっているため、ヴェルディ、ワーグナー、シュトラウス、チャイコフスキーと、それぞれの作品に合わせて発声法を変える必要がありました。歌唱のアプローチとテキストを正確に読み取ることが、役柄に入り込むために最も重要です。正しい方法で読み解き、それを描き出すことが私の義務なのです」

 

『闇に抱かれ』
2021年11月5日発売
日本盤 MQA-CD x UHQCD
UCCG-45037 定価¥3,080

♪購入・ストリーミング

<収録曲>
R.シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》から「すべてのものが清らかである国がある」(アリアドネ)
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》から「勝ちて帰れ!…神々よ、私の苦しみに憐れみを!」(アイーダ)
ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》から「あなた様は空しさをご存じです」(エリザベッタ)
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》から「厳かなこの広間よ」[歌の殿堂のアリア](エリーザベト)
チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》から「哀れな花よ」(アドリアーナ)
チャイコフスキー:歌劇《スペードの女王》から「ああ、もうすぐ真夜中」(リーザ)
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》から「ある晴れた日に」(蝶々夫人)
ワーグナー:歌劇《ローエングリン》から「一人寂しく悲しみの日々を」[エルザの夢](エルザ)
プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》から「捨てられて、ひとり寂しく」(マノン)
パーセル:歌劇《ディドとエアネス》から「あなたの手を、ベリンダ……私が地に横たえられる時」[ディドの嘆き](ディド)
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》から「おだやかに、静かに彼が微笑みながら」[イゾルデの愛の死](イゾルデ)

アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2020年10月、2021年4月 ミラノ、スカラ座