BIOGRAPHY
アンジュリー / ANJULIE
カナダ出身のシンガー・ソング・ライター。カリブから移住した両親の影響から、小さな頃からレゲエ、南米のラテン音楽に触れて、更に兄や姉のラジオから聞こえるポップやロックにものめりこんだ。そんな彼女が作る曲は色々なジャンルの良いとこ取り!とびきりポップな彼女の曲は瞬く間に話題となり、アメリカの人気ドラマの劇中歌に起用されたり、ファースト・シングルの「ブーム」は全米ダンス・シングル・チャート1位を獲得!今もっとも注目されている新人、アンジュリーのデビューアルバム到着!
<『アンジュリー』ストーリー>
新たに音楽シーンの頂きに立つべくシンガー・ソング・ライーターとして自分の存在を皆に知らしめるためにユニークな声、拍子抜けするくらいの率直な歌詞、美しい旋律の贈り物、そしてエキゾチックな美貌を引っさげてやってきたAnjulie。ロス在住のソングライターである彼女は、セルフ・タイトル・デビュー・アルバムを通して、自らの人生を検証し、恋し、妄想し、そして失恋をしても大胆な内省ができる、自信に充ち溢れた女性像を見せつける。
「他のアーティストと私が一番違うところは、私は自分の内面のごくごく個人的なことを書くことだと思うわ。このアルバムで、私は文字通り私の寝室への扉を開いているの。皆結構私のことをしっかりしているって思ってくれるんだけど、私にとって歌っていうのはスイッチをオフにしてて、そして自分を解き放てる唯一の場所なの。私が無防備で不安定になれて、嫉妬できて、面白おかしく、無邪気になれる場所。現実では恐ろしすぎてなかなかできないことよね。安心感がないと無理なの。
ヘッドホンをしているときだけ安心感を得られるから」と、Anjulieは語る。
Anjulieは4人兄弟の末っ子としてオンタリオ州トロント市郊外のオークスビルで育った。両親は、カリブ諸国の南に位置し、カリブからの文化的影響を受けているガイアナからの移民。そのようなことからも、家庭の中ではアフリカ系カリブ・カリプソに始まり、レゲエ、南米のラテン音楽、そして兄や姉のラジオから聞こえるポップやロックまでが流れていた。言うまでもなく、この”ごったまぜ”こそがAnjulieのデビュー作へとつなげたのだ。この作品は、拭いさることのできない洗練されたポップ、ヒップ・ホップのエッジーさ、そしてスパイスとしてのワールド・ミュージックの知的融合体である。さらにAnjulieがプロデューサーたち、そしてドクター・ドレーやモニカとの共作で知られるコリン・ウルフ、トロントのファンク・ポップ・コンボ、ザ・フィロソファー・キングスのキーボーディストでウルフと長期に渡って一緒に仕事をしてきたジョン・レビンらと共に生み出した官能的なヴォーカル・スタイルをトッピングされている。
Anjulieとレビンが初めて会ったのはAnjulieが17歳の頃。既に複数の楽器を操り、ソングライター、パフォーマーとしてブレイクするきっかけを探していた彼女は、その当時トロントのメタルワークス・レコーディング・スタジオのインターンとして働いていた。「基本的に、スタジオを掃除したり、お茶汲みをしていたの。そこにジョンがやってきたんだけど、彼のバンドは有名だったから私も彼のことを知っていたわ。彼にお昼に誘われたんだけど、裏方はお客さんと友達になっちゃいけなかったからそれでクビになっちゃったの」と彼女は言う。そんなちょっとしたつまづきがあったものの、物語はハッピー・エンドで終わる。オープン・マイク・ナイトでのパフォーマンスを聞きに来ないかとAnjulieから誘われたレビンは興味深心で招待を受けたが、その晩が現在のクリエイティブ・パートナーシップにつながった。2人は2005年に女優兼歌手のエマ・ロバーツのデビュー・アルバム『Unfabulousand
More』のために2曲提供した。作曲家としてAnjulieの名前は、2006年に発表されたフィロソファー・キングスのアルバム『Castles』とEMIからリリースされ、カナダのビルボードでトップ10に食い込んだクリーシャ・ターナーの「Don’tCall
Me Baby」にクレジットされている。
レビンによれば「Anjulieの曲は力強く、自伝的でありながら、正真正銘のポップスの繊細さを持ち合わせている。アーティストとしての彼女は、多くの歌手と違って、うわべだけの空虚な形式のものをばらまくだけでは満足できないんだ。彼女のアルバムを作っている中で、レコーディングされているものすべてを信じることができた。曲が完成して2人とも満足できた時でも、翌日には彼女が全く違うバースを持ってきてくれることもあった。彼女は、それがキャッチーだけではなくて本当に波紋を投じるものとなって欲しいと考えていたんだ。そんな意志こそアーティストを偉大なアーティストたらしめるものなのだ。」