アンドレア・ボチェッリ、ニュー・アルバムからチェチーリア・バルトリとのデュエット曲「ピアニッシモ」を先行リリース!MVも同時公開!
11月18日にリリースされる現代最高峰のテノール歌手、アンドレア・ボチェッリ待望のニュー・アルバム『Believe~愛だけを信じて』。その中から先行トラックの第二弾として、世界的なメゾ・ソプラノ歌手チェチーリア・バルトリとのデュエットによる「ピアニッシモ」がリリース、ミュージック・ビデオも公開となった。
「ピアニッシモ」ミュージック・ビデオ
ボチェッリと30年近く活動をともにしてきた作曲家マウロ・マラヴァーシによって書かれたこの曲はエリック・サティに触発されており、ミニマルでかつエレガントなスタイルが印象的な仕上がりとなっている。
この曲について、ボチェッリは「『ピアニッシモ』という作品は、ある真実に目覚めさせられた恋人たちの対話なのです。ふたりは、互いのロマンチックな絆のなかに、神のまなざしと神の愛が行きわたっていることを感じているのです。マラヴァーシの作品ではよく見られるように、ピアノが中心的な役割を演じ、ピアノの旋律が、歌手が歌うメロディとからみあいます」と語っている。
また、チェチーリア・バルトリも「アンドレアとのデュエットで『ピアニッシモ』歌うことは素晴らしい体験でした。とても美しいメロディで、本当に楽しかったです」とコメントしている。
新しいデュエットに合わせてリリースされたミュージック・ビデオでは、トスカーナ地方の優美な庭園と楕円形の部屋を背景に、ボチェッリとバルトリが歌唱を披露している。リカルド・グアニエリとルカ・スコタが監督したこの動画では、夏の終わりのイタリアの片田舎の風景が上空から映し出され、ふたりの感傷的なデュエットを盛りあげている。
スティーヴン・マーキュリオやハイドン・ベンダルとの共同プロデュースとなった本作は信仰、希望、思いやりなど精神的なテーマを探求する内容で、魂を癒す音楽の力に焦点を合わせているとのこと。チェチーリア・バルトリとの共演に加えて、アリソン・クラウスとのデュエット「アメイジング・グレイス」や、ボチェッリと長年共演してきたエンニオ・モリコーネの新作「インノ・スッスラート」、「ハレルヤ」や「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」など、おなじみのヒット曲なども収められている。
隠れた名曲のひとつとして、「ブラザー・サン、シスター・ムーン」も聞きどころだ。フランコ・ゼフィレッリの同名映画で取り上げられたこの曲は、リズ・オルトラーニによる作曲。また、新たに発見されたプッチーニの作品「神の天使」は、マイケル・ケイが編曲し、ボチェッリが2019年に初めて披露した曲。もともと歌詞が付いていない曲だったため、ボチェッリの発案で祈りの言葉がつけ加えられている。
アルバムについて、ボチェッリは「『Believe~愛だけを信じて』に収録されている曲目は、ここ数年にわたる私のこころの歩みの記録であり、その歩みや、たゆまぬ成長につながるものでした。この新しいアルバムには、新しい道を切り拓く必要があるというメッセージがつまっています。控えめで、不完全で、主観的かもしれませんが、魂に訴えかける曲目を集めました。これらの曲を聞くことは、自分の内面と向かい合うきっかけとなり、自分の内面が語りだすことに耳を傾けることにもつながるでしょう」とコメントしている。