BIOGRAPHY
アレクサンダー・ガジェヴ / Alexander Gadjiev (piano)
2021年第18回ショパン国際ピアノ・コンクールにて第2位、およびクリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞。いまヨーロッパで最も注目されているピアニストの一人である。
2015年第9回浜松国際ピアノコンクールにて弱冠20歳で優勝、および聴衆賞を受賞。2018年にはモナコで3年に一度国際コンクール優勝者が集い開催されるモンテカルロ・ピアノ・マスターズ2018で優勝。2019年にはBBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、2021年までにイギリスの音楽祭や、ウィグモア・ホールでのリサイタルなどさまざまなコンサートに出演し、すべてのコンサートはBBCラジオ3にて放送される。2021年7月にはシドニー国際ピアノ・コンクールで優勝を飾った。
1994年イタリア・ゴリツィア市に生まれ、ピアノ教師の父の下で研鑽を積み、9歳でオーケストラと協演、10歳で初リサイタルを行う。2013年イタリアのプレミオ・ヴェネツィア・コンクールで優勝。2013年よりザルツブルク・モーツァルテウム大学修士課程にてパーヴェル・ギリロフに師事。その後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学にて研鑽を積む。
オーケストラとはこれまでにスロベニア響、フェニーチェ歌劇場管、パドヴァ・ヴェネト管、プラハ響、エルサレム響、日本国内の主要なオーケストラと共演、指揮者はユーリ・テミルカーノフ、エン・シャオ、井上道義、高関健、下野竜也、山田和樹などと共演している。またヴェルビエ音楽祭、ボローニャ音楽祭などの国際音楽祭にも招かれている。2021年シーズンにはサカリ・オラモ指揮BBC響、ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管などとの共演を予定している。
CDはAcousenceレーベルより2017年に「リテラリー・ファンタジー」と題するシューマンとリストの作品集、デッカレーベルより2021年にシドニー国際コンクールのライブCDがリリースされ高い評価を得ている。