BIOGRAPHY
偉大なるソウル・シンガー、アル・グリーンは1946年に米・アーカンソー州に生まれた。ゴスペルのグリーン・ブラザーズを皮切りに音楽活動を開始、その後R&Bに転向。‘67年にリリースしたシングル「Back Up Train」のヒットで名前を知られるようになる。‘69年、米南部を代表するR&Bレーベルであるメンフィスのハイ・レコードに移籍。盟友ウィリー・ミッチェルのプロデュースによってリリースされた数多くの歌がビッグ・ヒットとなり、70年代ソウルを代表するシンガーとなった。代表作は「Tired Of Being Alone」「Let’s Stay Together」「Sha-La-La (Make Me Happy)」。‘79年にステージから落ちてケガをしたのをきっかけに、R&Bシーンを離れ、’80年代以降はゴスペル・アルバムを立て続けに発売し南部を中心とする人気黒人牧師となった。‘93年にR&Bアルバム『Don’t Look Back』をリリースして以降は、時折R&Bシーンにも姿を現すようになり、‘95年には“ロックンロールの殿堂”入りを果たす。2003年ブルーノートに移籍、8年ぶりのアルバム『I Can’t Stop』をリリース。05年には『エヴリシングズOK』を発表し、本格的にR&Bシーンに復帰した。