BIOGRAPHY
諏訪内晶子 / Akiko Suwanai (Violin)
1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュ、ゲルギエフらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ロンドン響、ベルリン・フィルなど国内外の主要オーケストラと共演。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。
近年ではゲルギエフ指揮ロンドン響とのツアー、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行い、オスロ・フィル、バンベルク響、デトロイト響、トゥールーズ・キャピトル管とも共演。
現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでにエサ=ペッカ・サロネン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演(2013)、エリック・タンギ作曲「In a Dream」の世界初演およびフランス初演(2013)、キャロル・ベッファ作曲「ヴァイオリン協奏曲-A Floating World-」の世界初演(2014)などに取り組んでいる。
2012年、2015年、エリザベート王妃国際コンクール、2018年ロンティボー国際コンクール、2019年チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門審査員。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。
レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、最近作「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)」を含む15枚のCDをリリースしている。
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学び、2021年学術博士課程修了、ドイツ国家演奏家資格取得。
使用楽器は、日本にルーツをもつ米国在住のDr. Ryuji Uenoより長期貸与された1732年製作のグァルネリ・デル・ジェズ「チャールズ・リード」。