『エアロスミス - 1971: ロード・スターツ・ヒア』初CD化&初デジタル配信決定!

2022.03.03 TOPICS


『エアロスミス - 1971: ロード・スターツ・ヒア』
バンド50周年記念企画の一環として
初CD化及び初デジタル配信決定

新たに発掘された1971年の貴重なリハーサル音源集
日本盤はSHM-CD仕様で、2022年4月20日(水)発売


グラミー賞を4度受賞し、ダイヤモンド認定も受けているロック界のレジェンドことエアロスミスが、バンド50周年を記念して、初期リハーサル音源集『1971: ザ・ロード・スターツ・ヒア』(UMe)をCD及びデジタルで4月8日に全世界でリリースすると発表した(日本盤はSHM-CD仕様で、4月20日に発売)。1971年に録音されたこの貴重な音源は、エアロスミスのアーカイブ保管庫〈ヴィンダルー・ヴォールツ〉で最近になって発見されたもの。元々は2021年の〈レコード・ストア・デイ〉(RSD)に合わせて、カセットテープとアナログ盤レコードのみで限定発売されていた。高い人気を集めたこのRSD限定版は即座に完売し、入手困難となったものの、全米ビルボード200にチャートインを果たし、トップ・ハードロック・アルバム・チャートで2位、トップ・ロック・アルバム・チャートで12位、アナログ・アルバム・チャートで13位、トップ・アルバム・セールス・チャートで19位を記録している。

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『1971: ザ・ロード・スターツ・ヒア』には、未公開アーカイブ写真やオリジナル・カセットテープのレーベル画像が装丁に使用されているのに加え、ローリング・ストーン誌のデイヴィッド・フリックが執筆したライナーノーツには、長い間忘れられていたこの音源についてバンドが語った新たなインタビューやコメントを掲載。日本盤のみSHM-CD仕様で、デイヴィッド・フリックによる英文ライナーノーツの全訳も掲載。本アルバムに参加しているのは、エアロスミスのオリジナル・メンバーと現役メンバー、つまり、スティーヴン・タイラー(vo)、ジョー・ペリー(g)、トム・ハミルトン(b)、ジョーイ・クレイマー(ds)、ブラッド・ウィットフォード(g)といった面々だ。この歴史的音源には、後に正式な形でレコーディングされ、1973年のメジャー・デビュー曲となった「ドリーム・オン」の初期ヴァージョンを含む、7曲の驚くべきトラックを収録。未来の〈ロックの殿堂〉入りメンバー達がキャリア初期に発揮していた、奔放な才能がそこに示されている。エアロスミスは、最初の発表から半世紀近くを経た後、同じ曲で再チャートインを果たした数少ないバンドの一つだ。その「ドリーム・オン」は、1973年に全米ビルボード・ホット100で59位を記録するヒットとなった後、2020年には再びハードロック・ストリーミング・ソング・チャートで4位を記録している。

 本作には他にも、「サムバディ」「ムーヴィン・アウト」「ウォーキン・ザ・ドッグ」「ママ・キン」など、どれも後に彼らの画期的デビュー・アルバムに収録されることになる珠玉の楽曲群の初期音源を収録。さらに『ザ・ロード・スターツ・ヒア』は、後に1979年のアルバム『ナイト・イン・ザ・ラッツ(原題:Night In The Ruts)』に収録された「リーファー・ヘッド・ウーマン」や、1986年にリリースされた『ライヴ・クラシックス(原題:Classics Live)』収録の「メジャー・バーバラ」等も含まれている。

「サムバディ」初期リハーサルver.

 
画期的な発見となったこの初期音源は、ジョー・ペリーが持っていたウォレンサック社製のオープンリール式テープレコーダーを使い、かの悪名高い移動バンの所有者であり、エアロスミスのロードクルー役を一人で切り盛りしていたマーク・リーマンが1971年に録音したもの。ここで聴けるのは、ボストンにあったエアロスミスのリハーサル・ルームで数人の選ばれた友人達を前に披露した演奏か、もしくは初期ライヴのサウンドチェック中にバンドが行ったリハーサルの様子だ。とにかく確実に言えるのは、ハングリー精神溢れる若きロック・バンドがコロンビア・レコードに見出されて契約を交わす1年前、そして彼らを史上最大級のロック・バンドへと押し上げる躍進のきっかけとなったメジャー・デビュー作『野獣生誕(原題:Aerosmith)』がリリースされる2年前のその姿が、このテープに収められているということ。本作のプロデュースを手掛けたのは、スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリー、スティーヴ・バーコウィッツとなっている。

 〈ロックの殿堂〉入り(*2001年)を果たし、これまでに全世界で1億5,000万枚以上のアルバムを売り上げ、近く結成50周年を迎えるエアロスミスは、「アメイジング」「クレイジー」「ジェイニーズ・ガット・ア・ガン」「リヴィング・オン・ジ・エッジ」「エレヴェイター・ラヴ」など、ジャンルを超越した数々のミュージック・ビデオを制作してきただけでなく、記録破りの豪華なグローバル・ツアーを展開し、ごく近年ではラスベガスでのレジデント公演でも大成功を収めている。また、彼らは、ヒップホップ・グループのRUN D.M.C.とコラボレーションした「ウォーク・ディス・ウェイ」により、ラッパーとのコラボで商業的に大きな成功を収めた最初のロック・バンドとなり、2001年にはスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演した初のハードロック・バンドとなるなど、様々な境界線を打ち破ってきた。そして1999年には米フロリダのディズニー・ワールドに、後には仏パリのディズニー・ランドに、エアロスミスの名曲の数々をランダムに聴きながら疾走するコースター型アトラクション『ロックンローラー・コースター』が登場。ディズニー・アトラクションのテーマに採用された初めてのバンドともなっている。

 
<日本盤リリース情報>

1971: ザ・ロード・スターツ・ヒア

UICY-16056 [SHM-CD]
2022年4月20日(水)発売

収録曲:
1. イントロ Intro
2. サムバディ Somebody
3. リーファー・ヘッド・ウーマン Reefer Head Woman
4. ウォーキン・ザ・ドッグ Walkin’ The Dog
5. ムーヴィン・アウト Movin’ Out
6. メジャー・バーバラ Major Barbara
7. ドリーム・オン Dream On
8. ママ・キン Mama Kin