<初日レポート>クイーン+アダム・ランバートの日本公演がスタート!
クイーン+アダム・ランバート LIVE IN TOKYO 2016、ついにスタート!
初日(追加公演)のレポートをお届けします!
*最後にセットリストが載っています。
また、レポートは演奏楽曲に関する記載もございますので、ご注意下さい。
オリジナル・メンバーのブライアン・メイ(G・69歳)、ロジャー・テイラー(Dr、67歳)に加え、ヴォーカリストにアダム・ランバートを起用して行われた今回の日本武道館公演は、クイーンとしては1985年以来31年ぶりとなる。2016年は故フレディ・マーキュリーの没後25年、生誕70年にもあたり、「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」「ボヘミアン・ラプソディ」などの大ヒット曲、そしてこの日本公演では特別にクイーン唯一の日本語詞曲「手をとりあって」など全23曲を披露し、9千人の観客を魅了した。
ヴォーカルのアダム・ランバートは、伸びやかなハイトーン・ヴォーカルで名曲の数々を完全に歌いこなし、個性的なファッションとパフォーマンスで現在のクイーンの姿を印象付けた。アダムはMCの中で「クイーンの曲をここ日本武道館で歌うのは信じられない。僕の心の中にはいつもフレディがいて、フレディの為に歌っている。今日はフレディがきっと気に入ってくれるようなファッションにしてみたんだけど、どうかな?」と語り、そしてフレディの盟友のブライアン・メイは「みなさん。こんばんは。東京、最高! ぜひ一緒に歌ってください」と上機嫌でMCをしていた。更に「ちょっと待ってください、セルフィー下さい。セルフィー・スティックは日本の素晴らしい発明」と言うと、自撮り棒に付いたビデオ・カメラを持ち、自分と観客が入るように、ぐるぐると360度回りながら撮影するというお茶目な演出もあった。スクリーンにはいくつかの曲ではフレディが映し出され、彼の声が生演奏にシンクロする感動的なシーンもあった。さらに「アンダー・プレッシャー」では今年1月に世を去ったデヴィッド・ボウイの写真が浮かび上がり歓声が上がった。アンコールでは「東京」の文字が書かれたTシャツを着たブライアンが登場、会場全体が手拍子をする「ウィ・ウィル・ロック・ユー」、感動的な「伝説のチャンピオン」でコンサートは幕を下ろした。
今回の日本公演は22(木)、23日(金)も日本武道館で行われ、合計約2万7千人を動員する予定。また23日の公演が1975年の4月19日に行われた初の日本武道館公演から数えてクイーンとして20回目の日本武道館公演となる。
クイーン+アダム・ランバート LIVE IN TOKYO 2016
2016年9月21日(水)開場:18時半/開演19時
<演奏曲>
・輝ける7つの海
・ハマー・トゥ・フォール
・ストーン・コールド・クレイジー
・ファット・ボトムド・ガールズ
・ドント・ストップ・ミー・ナウ
・キラー・クイーン
・愛にすべてを
・ラヴ・オブ・マイ・ライフ
・手をとりあって
・輝ける日々
・ドラム・バトル
・アンダー・プレッシャー
・愛という名の欲望
・地獄へ道づれ
・アイ・ウォント・イット・オール
・リヴ・フォーエヴァー
・ショウ・マスト・ゴー・オン
・ギター・ソロ
・タイ・ユア・マザー・ダウン
・ブレイク・フリー(自由への旅立ち)
・ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
・ボヘミアン・ラプソディ
・RADIO GA GA
アンコール
・ウィ・ウィル・ロック・ユー
・伝説のチャンピオン
写真:森リョータ