ヨーロッパの名門=ECMレーベルがストリーミング・サービスをスタート!
1969年に設立され、キース・ジャレットやチック・コリア、パット・メセニーといった巨匠たちの名作を世に放ち、
ヨーロッパのコンテンポラリー・ミュージックを代表するレーベル=ECMがいよいよストリーミング・サービスをスタートしました。
ECMは自身もコントラバス奏者として活動していたマンフレート・アイヒャーが20代半ばという若さでドイツのミュンヘンに創設。
透明感のあるサウンドと澄んだ音質、洗練された美しいジャケット・デザインが特徴的で、後のフュージョン・ブームの礎を築いたといわれるチック・コリア『リターン・トゥ・フォーエヴァー』(72年)や
キース・ジャレットの完全即興ソロ・ピアノ作品『ザ・ケルン・コンサート』(75年)は世界的なヒットを記録し、日本でも社会現象といえるほどの爆発的な人気を博しました。
また、パット・メセニーが10年近く在籍し、『ブライト・サイズ・ライフ』『80/81』『ファースト・サークル』など初期の代表作を残したのもこのレーベル。
84年にはジャンルを広げ、現代音楽にスポットを当てる「ECM New Series」を開始。
アルヴォ・ペルト、ギドン・クレーメル、ハインツ・ホリガーらが新作を発表しクラシック界にも進出し音楽ファンを魅了しています。
そんなECMの全作品が本日からストリーミング・サービスで解禁されました。
ECMの広報は
「ECMとして今でも一番の音楽の楽しみ方はCDやLPなどのパッケージであるという考え方は変わりません。ただ、一番大切なのは音楽を聴くことができること。ここ数年違法な形でECMの音源がネットにアップされていましたが、著作権が保護される枠組みの中で、ECMの作品を聴く事ができるようになります。」
と今回のサービス開始について声明を発表しています。
そして、ストリーミング・サービスの開始を記念して、ECMのスローガンをタイトルに冠したプレイリスト“静寂の次に美しい音”を各サービスで公開中。
現在進行形で素晴らしい作品を生み続けているECMの歴史において重要な名曲たちを網羅した内容になっています。
“静寂の次に美しい音” プレイリストはこちら
Apple Music, Spotify, AWA, LINE MUSIC, KKBOXにて公開中。